「環境分析」のやり方を調べてみる
2020年3月26日 MtG・備忘録「今の環境は〇〇が強い」という言葉をちょくちょく聞く。
その多くは
・今はxxというデッキが人気を集めている
・そのxxは最近勝率が高い△△に対して有利がつく
・だからxxに対して有利で、△△にも五分で戦える〇〇が強い
みたいなロジックである。
これらはまずどんなデッキが人気=数が多いのか、そして何が何に有利/不利なのかを知っていないと語ることができない。
自分にはできない、正直羨ましい。
なので少しでもできるように、まずはどんなデッキが人気なのかを知る術を身に着ける。
今回は原根選手の記事を参考にしている。
◆そもそも環境分析とは
あるフォーマットに対して、今はどんなデッキが多くてどんなデッキが少ないかを知ることを環境分析としている。
それはアーキタイプごとだけでなく、色数や派生型も含める。
◆環境分析に使うもの
〇デッキリスト
普段、自分がやっている環境分析は晴れる屋のデッキ検索を眺めるくらい。
そこにはどこかの大会の上位リストだったり、MO(Magic Online)の5-0リストだったりが簡単に眺められる。
しかし、上記の記事の通り通常リーグの5-0リストは重複を避けるために数が多い=掲載数が多くなるということではない。
そこで、今後は自分もMOPTQやPreliminaryのリストを見ることにしたい。
Preliminaryでは3-2まで、Challengeはトップ32まで見ると良いっぽい。
〇デッキの分類
デッキリストを見ることはできても、それをアーキタイプに分けないといけない。
これには先ほどの晴れる屋のデッキ検索を参考にする。
例えばアーティファクトの魂込めを使うデッキは色が青赤、白青赤、青赤緑と多岐に渡るが、一律して「魂込めビートダウン」にする。
環境分析的には見える面が減ってしまうが、見やすくするためにやむなし。
◆試してみる
せっかくなので、直近のパイオニアの結果を見てみる。
アーキタイプ名の前の数字は[そのポイントでの数 / 同タイプの総数]である。
〇結果
・24ポイント 6名
2/7 インバーターコンボ
1/4 ロータスコンボ
1/4 スゥルタイ昂揚
1/1 魂込めビートダウン
1/1 赤単
・21ポイント 19名
3/7 インバーターコンボ
3/3 白単ヘリオッドコンボ
3/3 ニヴ再誕
2/4 スゥルタイ昂揚
2/4 ロータスコンボ
2/2 バントスピリット
1/2 白黒オーラ
1/2 赤緑アグロ
1/1 緑単ランプ
1/1 黒単吸血鬼
・18ポイント 7名
2/7 インバーターコンボ
1/4 スゥルタイ昂揚
1/4 ロータスコンボ
1/2 白黒オーラ
1/2 赤緑アグロ
1/1 黒単アグロ
〇気づいたこと
・デッキが結構ばらけている
インバーターコンボが7/32と2割くらいいる中、ほかのデッキは多くとも4人、1人しか使っていないデッキが5つと結構ばらけている印象を持つ。
正直ぱっと眺めたときはインバーターコンボ一色やんけ、と思ってほかが頭に入らなかった。
・ばらつくデッキと固まるデッキ
個人的に一番の驚きポイント、4人が入るスゥルタイ昂揚とロータスコンボが各ポイントにばらつく中、白単ヘリオッドとニヴ再誕は3人全員が21ポイントにいる。
スゥルタイ昂揚やロータスコンボはメイン戦で強い一方で、サイド後は明確な対策カードが存在するため、それらを出されると勝ちきれないことが多い。
出されない/出されてもきちんと対処できれば勝つ、というデッキのためそれができた者が勝ち、できなかった者が負けた結果ばらついたと思われる。
対して白単ヘリオッドやニヴ再誕は、明確な対策カードが少なく、それらを出されても戦闘性能で無理やり押しつぶすこともできる。
一方でメイン/サイド関係なく持つ弱点、速度面で劣るとそのまま殴り切られるという部分がある。
その相性差を覆すことができず、21ポイントで止まっていると思われる。
何を言いたいかというと、前者は上振れ狙いに有効であり、後者は安定した戦績を維持するために有効といえるし、そこが改善ポイントだとも取れる。
同じアーキタイプでも細部が異なっていて、それが要因になっている可能性も高いため、一様には言いづらいが。。。
もう少し考察すべきなのだが、今回はここまで。
ひとつの大会結果を掘り下げるのだけでも結構大変なことも分かった。
しんどいな、これ。
それでは。
その多くは
・今はxxというデッキが人気を集めている
・そのxxは最近勝率が高い△△に対して有利がつく
・だからxxに対して有利で、△△にも五分で戦える〇〇が強い
みたいなロジックである。
これらはまずどんなデッキが人気=数が多いのか、そして何が何に有利/不利なのかを知っていないと語ることができない。
自分にはできない、正直羨ましい。
なので少しでもできるように、まずはどんなデッキが人気なのかを知る術を身に着ける。
今回は原根選手の記事を参考にしている。
・パイオニア環境を例とした環境分析
https://jspeed.hatenablog.com/entry/2019/12/16/184121
◆そもそも環境分析とは
あるフォーマットに対して、今はどんなデッキが多くてどんなデッキが少ないかを知ることを環境分析としている。
それはアーキタイプごとだけでなく、色数や派生型も含める。
◆環境分析に使うもの
〇デッキリスト
普段、自分がやっている環境分析は晴れる屋のデッキ検索を眺めるくらい。
そこにはどこかの大会の上位リストだったり、MO(Magic Online)の5-0リストだったりが簡単に眺められる。
・晴れる屋:デッキ検索
https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/
しかし、上記の記事の通り通常リーグの5-0リストは重複を避けるために数が多い=掲載数が多くなるということではない。
そこで、今後は自分もMOPTQやPreliminaryのリストを見ることにしたい。
・MTGO DeckLists
https://magic.wizards.com/en/content/deck-lists-magic-online-products-game-info
Preliminaryでは3-2まで、Challengeはトップ32まで見ると良いっぽい。
〇デッキの分類
デッキリストを見ることはできても、それをアーキタイプに分けないといけない。
これには先ほどの晴れる屋のデッキ検索を参考にする。
例えばアーティファクトの魂込めを使うデッキは色が青赤、白青赤、青赤緑と多岐に渡るが、一律して「魂込めビートダウン」にする。
環境分析的には見える面が減ってしまうが、見やすくするためにやむなし。
◆試してみる
せっかくなので、直近のパイオニアの結果を見てみる。
アーキタイプ名の前の数字は[そのポイントでの数 / 同タイプの総数]である。
3/24 Pioneer Super Qualifier
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-super-qualifier-2020-03-24
〇結果
・24ポイント 6名
2/7 インバーターコンボ
1/4 ロータスコンボ
1/4 スゥルタイ昂揚
1/1 魂込めビートダウン
1/1 赤単
・21ポイント 19名
3/7 インバーターコンボ
3/3 白単ヘリオッドコンボ
3/3 ニヴ再誕
2/4 スゥルタイ昂揚
2/4 ロータスコンボ
2/2 バントスピリット
1/2 白黒オーラ
1/2 赤緑アグロ
1/1 緑単ランプ
1/1 黒単吸血鬼
・18ポイント 7名
2/7 インバーターコンボ
1/4 スゥルタイ昂揚
1/4 ロータスコンボ
1/2 白黒オーラ
1/2 赤緑アグロ
1/1 黒単アグロ
〇気づいたこと
・デッキが結構ばらけている
インバーターコンボが7/32と2割くらいいる中、ほかのデッキは多くとも4人、1人しか使っていないデッキが5つと結構ばらけている印象を持つ。
正直ぱっと眺めたときはインバーターコンボ一色やんけ、と思ってほかが頭に入らなかった。
・ばらつくデッキと固まるデッキ
個人的に一番の驚きポイント、4人が入るスゥルタイ昂揚とロータスコンボが各ポイントにばらつく中、白単ヘリオッドとニヴ再誕は3人全員が21ポイントにいる。
スゥルタイ昂揚やロータスコンボはメイン戦で強い一方で、サイド後は明確な対策カードが存在するため、それらを出されると勝ちきれないことが多い。
出されない/出されてもきちんと対処できれば勝つ、というデッキのためそれができた者が勝ち、できなかった者が負けた結果ばらついたと思われる。
対して白単ヘリオッドやニヴ再誕は、明確な対策カードが少なく、それらを出されても戦闘性能で無理やり押しつぶすこともできる。
一方でメイン/サイド関係なく持つ弱点、速度面で劣るとそのまま殴り切られるという部分がある。
その相性差を覆すことができず、21ポイントで止まっていると思われる。
何を言いたいかというと、前者は上振れ狙いに有効であり、後者は安定した戦績を維持するために有効といえるし、そこが改善ポイントだとも取れる。
同じアーキタイプでも細部が異なっていて、それが要因になっている可能性も高いため、一様には言いづらいが。。。
もう少し考察すべきなのだが、今回はここまで。
ひとつの大会結果を掘り下げるのだけでも結構大変なことも分かった。
しんどいな、これ。
それでは。
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